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MIT Sloanにて、2007年から2009年までMBA遊学していた、ふらうとです。ボストンとNYでの暮らしや音楽、そして学びを書きつらねています。外資系コンサルティング会社に在籍(社費留学)。趣味はフルート演奏
by flauto_Sloan
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Cancun (1/4) - Chechen Itza
第二の新婚旅行兼避寒として、メキシコのカンクンへ行ってきました。
初日にアメリカン航空に荷物を失くされてしまいましたが、徐々に運気と天気が上向き、最後は非常に楽しい旅となりました。

二日目には世界遺産のチェチェン・イツァを探訪しました。
着替えがなかったため、NYから着てきたセーターのままでした…

Cancun (1/4) - Chechen Itza_c0131701_12201683.jpgメキシコ人のガイドが語るには、チェチェン・イツァはマヤ文明の交易の中心で、強力な連邦政府と、傭兵中心の強力な軍隊を持っていたそうです。
マヤ人は太陽信仰であり、そのため天文学が非常に高度に発達していました。
ただ、太陽のみならず、蛇と男根を信仰していたために、スペイン人が16世紀に征服した際は邪教とされてしまい、書物は全て焼かれ、宗教施設も大規模に破壊されてしまったそうです。
しかしマヤ人の言い伝えで、「白人が神の使いとしてやってくる」と予言されていたために、最期はそのままコンキスタドーレに征服され、キリスト教に強化されて(固有の宗教と混ざりましたが)今に至ります。
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Cancun (1/4) - Chechen Itza_c0131701_12244022.jpgそんな宗教都市チェチェン・イツァは、太陽のピラミッドを中心に据え、周りに軍事施設、競技場、月のピラミッドなど様々な石作りの建築物で構成されています。
中でも太陽のピラミッドは荘厳であるだけでなく、マヤ人の科学知識の粋が詰まっており、驚嘆させられました。
春分と秋分には蛇が龍のように空から降りてきたり
遺跡の前で手を叩くと聖鳥の泣き声が聞こえたり、
天文学と物理学(そして生物学も)の見事な応用でした。

Cancun (1/4) - Chechen Itza_c0131701_12255171.jpg生贄の少女を投げ入れたことでしられるセナーテ(地表が陥没して地下水が露になった池)では、なんと Vogel 塾の幹事の友人夫妻と遭遇。
世界は狭いと、歴史と関係なく関心しました。

世界遺産の壮大さと滅びた文明に想いを馳せる旅でした。

おまけ: お土産を売っているおじさんが、器用に頭の上に荷物を載せていました。これもメキシコらしいですね…
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by flauto_sloan | 2008-01-06 21:45 | 旅行
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