MIT Sloanにて、2007年から2009年までMBA遊学していた、ふらうとです。ボストンとNYでの暮らしや音楽、そして学びを書きつらねています。外資系コンサルティング会社に在籍(社費留学)。趣味はフルート演奏
by flauto_Sloan
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Halloween
Sloanのハロウィーンパーティーに参加した。木曜が公式イベントで、ハロウィーン当日の金曜は有志主催のイベントで、二日続いている。

c0131701_715220.jpg仮装するように連絡があったので、近くのコスチューム屋(かなり衝撃を受けたお店だったが、品位を下げてしまうので詳細は略)で魔導士の衣装を$45で購入。
全身黒づくめで、結構怖い。

臆病者なので上にコートを羽織って、フェンウェイの会場に行くと、30分遅れていったのになぜか10人も人がいない…

仮装も、もっとわかりやすいものでないといけなかった。「それ何?」と聞かれてしまう。ダースモールのペイントでもすればよかった。

c0131701_7202499.jpgしばらくして、ようやくまばらに人が来た。
サラ・ペイリンも来た。

でもやはり人がいないとなかなか盛り上がらないものだ。
翌日の有志のイベントはかなり盛り上がった模様。


やや残念な魔導士を寮で出迎えてくれたのは、巨大なカボチャと骸骨だった。
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by flauto_sloan | 2008-10-30 07:08 | ボストンでの生活
Vogel塾 - 出会い
今年度のボーゲル塾が始まった。

昨年、池田さんや私のブログ等々で知名度が上がったのか、今年は非常に入塾希望者が多かった。先生のお宅に溢れんばかりの学生。

顔ぶれは相変わらず多様で面白い。ケネディやUS-Japanといったハーバード勢が多いのは変わらないが、教育大学院からも多く来ている。スローンからも何人か参加している。

今日は先生のご挨拶と入塾希望者の自己紹介だけで終わったが、面白い経歴をお持ちの方も多く、これからが楽しみだ。


まずはテーマ決定が重要だ。私が感じている日本の抱える課題は少子高齢化。
ただ少子高齢化自体が課題とは思っておらず、少子高齢化を前提と受け入れたときに、社会システムがどう変わると最適なのかが問題と思う。更には、その新たな社会を人々がどう受け入れ、適応していくのかが大きな課題だ。

…と書いてしまうと、前回のアジア経済統合の是非以上に広範なテーマになってしまう。だが一年をかけて取り組むには骨応えのあるテーマだと思う。
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by flauto_sloan | 2008-09-25 23:48 | Harvardでの学び
Geek talk
会社の後輩がボストンに来ていたので夕食を一緒にしたのだが、研究室の頃を思い出すような楽しいGeek Talk(オタク話)だった。

夕方に学校から帰って、久しぶりに会社のメールを確認したら、後輩から
「急ですがボストンを訪問するので、よかったらご飯をご一緒に」
といった旨のメールが。

後輩に慕われるのは悪い気がしない。では会おうと思い彼の示したスケジュールを見ると、なんとその夕食とは今日ではないか。もう既に夕飯時だ。すぐに電話し、ハーバードスクエアで会うことにした。

集まったのは6人。後輩の大学時代の友人がボストン大学で学んでいて、その友人を集めたところこの人数になった。MIT3人、ハーバード1人、BU1人に後輩という面子で、全員理系。

お酒が入ると、皆夢や興味を熱く語りだした。

特に日本の教育問題は皆思うところがあり、議論が白熱した。海外で奮闘している皆(私も含めて)が痛感しているのは、海外に出たときの日本人のひ弱さ。それは海外で泣きながら自分の立ち居地を見つけ、語学のハンディを負いながら議論をし、生き残ることでやっと克服できる*1

そうして死に物狂いで生き残ると、文字通り世界の第一線を知ることができる。その時に振り返って日本を見ると、ビジネスもアカデミズムも内向きで、世界で戦う必要性をわかっていない。なまじ日本の市場や学会が大きいために、その中で一定の地位を得られれば当面は安泰だ。だがそれは茹で蛙のようなゆっくりとした破滅の道かも知れない。

そして他のアジア人(特に中国)が世界で活躍しているのを見て、「彼らは品が無い」といった揚げ足取りに近い言いがかりをつける。だが世界で活躍している彼らを目の当たりにしている我々にしてみれば(もちろん確かに品が無いアジア人もいない訳ではないが)、日本人が自分で精神的優位を無理やり作ろうとしているように映る。負けている状況を認めないために。

日本が経済も学問もグローバルに戦うことが本当に必要かどうかは、議論が残るだろう。茹で蛙になるほうが、鍋から出て戦って蛇に飲み込まれるよりも幸せかもしれない。だが一度外に出て生き残った側から見ると、世界は戦う価値があるし、茹で蛙になるにしても世界を正しく理解し(知ったつもりではなく)、客観的な判断材料を揃えた上での判断でなければ、ただの自殺行為だ。

といった、熱い議論を交わしていた。


だがいつしか話の方向はどんどんマニアックな方向へ。

日本の、世界の飛び地はどこにあるのか。そこから派生して、四色問題が問題となるような3方を別の地域に囲まれた国、州、あるいは市町村はどこにあるのかをわいわいと話し、果ては四色問題からNP完全の話になって、ぷよぷよがNP完全である、というような話に発展した。

研究室の頃を思い出すオタクっぷりだ。さすがは皆ボストンでドクターをやっているだけある。


解散した後のメールのやり取りもオタク続きで、MITの友人が実験物理の最先端、LHCの実験が9月10日に行われるという情報に加え、それがブラックホールを引き起こして地球を破滅させるかもしれないという訴訟、そしてそのLHCの紹介ビデオ(必見!!)まで紹介してくれた。ひとまずまだ生きているので、ブラックホールは発生しなかったようだ。

いやあ、非常に懐かしいノリで、楽しい飲み会だった。おかげで後輩にあまりスローンのことを教えることができなかったが……

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GoogleのトップページもLHCを取り上げていた

*1 もちろん、海外に出ることそのものがよいわけではなく、ただインドやネパールを放浪する「外籠り」では何も得るものは無い(当人はあると言い張るだろうが)。汗と涙を流して生き残る経験(一種のイニシエーションとなろう)が必要である
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by flauto_sloan | 2008-09-09 23:44 | ボストンでの生活
迎える側に
日本人の新入生(Class of 2010)と、Sloan Fellowの方々の歓迎会を行った。思えば去年、不安と興奮の中で迎えられる側だったのが、今年は迎える側だ。

そうしてあと9ヶ月もしたら、送られる側になってしまう。

そう考えるとなんだか急に寂しくなるものだが、新入生のやる気を見ていると、残りをしっかりと過ごさねば、という気持ちを新たにする。

今年の日本人スローン生も、個性豊かでやる気に満ちた人ばかりだ*1会社の後輩も入学し、早速精力的に行動している。彼らのボストンでの2年間が充実するよう、色々と手助けしていきたい。そして一方で、私自身はこの一年で、彼らからも多くを学びたい。


*1 このブログを読んでいただいている方もいたのだが、改めて「読んでます」と言われると恥ずかしいものがある…
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by flauto_sloan | 2008-09-06 11:24 | ボストンでの生活
再会と初対面
授業初日のランチは、コアタームのスタディ・グループで集まった。場所はイーストゲートというスローンから歩いて30秒の寮にあるナッチョの家。目的は、ナッチョの赤ちゃんに会うことと、夏の経験を語り合うこと。

ベビー・ブーム
ナッチョの赤ちゃんはとても可愛い。まだ1ヶ月ちょっとなので顔はくしゃくしゃだ。父親と同じ名前(イグナシオ)なので、ナッチートと呼んでいるらしい*1

エイミーのお腹もすっかり大きくなっていて、ナッチョの奥さんと自然分娩について話している。エイミーは自然分娩がいいのかどうか、悩んでいるようだ。話の中で、エイミーが知人に
「自然分娩なんて、動物がするものよ」
と言われたという。

うーむ、誰が言ったのか知らないが、いかにも人間と動物を区別するキリスト教らしいし、自分の体を機械的にコントロールしたがるアメリカ人らしい。

それにしても、噂には聞いていたがMBAの2年目はベビーブームだ。周りでも妊娠・出産をよく聞くようになった。


チームの夏のすごし方
チーム6人の夏の過ごし方は様々。私とナッチョは(奇しくも同じコンサルティング・ファームなのだが)のんびりと過ごし、レバノン系アメリカ人のパトリックは中東で我々と同じファームでインターン。あとの3人もそれぞれベンチャーやハイテク企業でインターンをしていた。

私が結局インターンはしなかった、と言うと皆、
「それはよかった!! それが一番賢い選択よ!!」
と。確かに人生をよく楽しんだのだが、働かないことを誉められるというのも不思議だ。

話していて一番面白かったのは中東の話だった。グローバリゼーションの授業で学んで知ってはいたが、アラブの企業家は本当に働かないらしい。石油があるため働かずしても生活に困りはせず、お金があるので優秀なインド人など外国人や、コンサルティング・ファームを雇える。

生活を見ると、サウジでは女性は顔を見せることはできないし、スターバックスでも独身男性用と家族用とで店内が完全に仕切られている。だが、男女の接点はチャットルームで実は増えていて、無線LANがそのスタバの壁をやすやすと通り抜けているそうだ。

他にもブログに書けない生々しい話もあって、面白かった。米国の価値観を持ち、アラビア語を話せる彼だからこそ見えてくるものが多いのだろう。


思えばチーム結成から1年。最初はうまくいくのか心配だったが、コアタームが終わった今でもこうして月に一回はランチを共にし、多国籍・多文化ならではの楽しい話ができる。素晴らしいチームに成熟したと思う。


MBAにおけるチーム
MBAの授業は、チームを組む必要があるものが多いが、チームの組み方、チームワークと個人の勉強のバランスは非常に難しい。巧くいくチームを作るには、課題を解くこと以上の連帯感と信頼を醸成しなければならないのだが、授業ごとにメンバーが替わるチームの組み方だと、なかなかそこまで達しない。

個人的には、理論や計算中心の定量系の授業は、チームによる相乗効果が少ないように感じていて、ただワークロードを分散するだけという色合いが強いように思える。だが単なる作業の分散は、仕事の完遂ではなく学習を目的とした場合は寧ろ逆効果だ。そんなことをするならば一人で必死にレポートを書いた方がいい。

一方で、議論・ケース中心の定性的な授業だと、多様な意見が思考を深めるので、チームを組むことが効果的だ。だが得てしてこういった授業は、ワークロードの重い定量系に対して個々人の中で優先度が低くなり、集まって十分議論をする時間がとれない。議論の質や短い時間での効率の点で、アメリカ人乃至英語のネイティブスピーカーがいることは非常に有利にはたらく。

うまく授業の特性と、求められるチーム活動の形態を合わせていかないと、チーム内での意見の行き違いや非効率ばかりを生み出してしまう。今回は定量系科目が多いので、チーム選びが難しい。慎重に選ばねば。


*1 スローンのうちの学年でイグナシオは4人いるのだが、イグナシオ、イナキ、ナッチョ、イギーと呼び分けられている
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by flauto_sloan | 2008-09-03 01:51 | MITでの学び(MBA)