MIT Sloanにて、2007年から2009年までMBA遊学していた、ふらうとです。ボストンとNYでの暮らしや音楽、そして学びを書きつらねています。外資系コンサルティング会社に在籍(社費留学)。趣味はフルート演奏
by flauto_Sloan
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
カテゴリ:NYでの生活( 33 )
Blue Man Show
前から気になっていた、Blue Man Showを観に行った。
最初の20分くらいは面白かったが、途中から飽きてしまった。アイディアは素晴らしいが、1時間半も引き延ばせるほどではないように感じる。観客の巻き込み方もなんだか中途半端で、2階席だったせいもあるが、だんだんだらけたように感じてしまった。

そう思っていると、妻も同じ感想だったようだ。性格は随分違う私たちだが、こと感性は非常に近しいものがあるようだ。
[PR]
by flauto_Sloan | 2009-05-28 13:24 | NYでの生活
音楽の都
船便用の荷造りの手を休めて、upper westを散歩した。

これまでに何度となく訪れた、リンカーン・センター。右手がエイブリー・フィッシャー・ホールで、左手はニューヨーク・シティ・バレェ。中央がメトロポリタン・オペラだ。
c0131701_13134987.jpg
左右のシャガールが美しい。
c0131701_13151025.jpg


リンカーン・センターから少し北に上ると、かつて大指揮者トスカニーニが住んでいたという、古い豪華マンションがある。高校生の頃にトスカニーニに心酔し、主要なCDは全て聴いただけに、感慨深い。その前は「ヴェルディ・スクエア」と名付けられている。トスカニーニの出身であるイタリアの大オペラ作曲家であり、トスカニーニのデビューはヴェルディだった。指揮者の急病により、急遽チェリストのトスカニーニが代役として振り、大成功を収めたという。今日はこのヴェルディ・スクエアで野外コンサートが行われていた。
c0131701_13222342.jpg
c0131701_13223960.jpg


マーラー、メンゲルベルク、トスカニーニ、バーンスタインが活躍した、この音楽の都とも、もうすぐお別れだ。
[PR]
by flauto_Sloan | 2009-05-23 13:01 | NYでの生活
Yankees!
アメリカのメジャースポーツは、結局野球とバスケしか見られなかったのだが、もう一度野球を見ておこうと思い立ち、ヤンキース戦を見に行った。前回は古いヤンキー・スタジアムだったが、今回は新しくなった球場での観戦だ。
c0131701_2261126.jpg
プレイボールには少し遅れてしまったのだが、席に着いたらちょうどヤンキースがホームランで先制。球場が総立ちで盛り上がったところ、なんとそのまま3打席連続ホームラン。あとはもうヤンキースの圧勝だ。
c0131701_2262989.jpg
席にいながら注文できるホットドッグやビールを楽しみながら、A・ロッドや松井の雄姿を楽しむ。客席と選手が近く、フェンスもネットもないので、臨場感があふれる。メジャーは本当に、観客が楽しむことを目的として球場もサービスも設計していると感じる*。自然と気持ちが昂ぶるのだ。

本当はボストンだからレッドソックスで締めたかったが、こういう気持ちのいい勝ち試合は楽しいものだ。

* 万が一打球が観客に当たったらいけないとフェンスを建てようものなら、何のための野球であり球場なのか、とファンの方が怒ることだろう

c0131701_2265440.jpg

[PR]
by flauto_Sloan | 2009-05-20 23:29 | NYでの生活
自然の中で - Blue Hill
ニューヨークでビジネスをしている元同期のご夫婦と、ニューヨークでも人気のレストラン、Blue hillに行ってきた。郊外ののどかな農村地帯に突然現れるレストランは、自然食が感動的に美味しく、皆大満足だった。
c0131701_1205865.jpg
マンハッタンから車を飛ばして1時間あまり、ニューヨーク州の田園地帯にブルーヒルはある。この辺りは富裕層が住むため、途中に通る小さな町も美しい家々が立ち並ぶ。そんな豊かな地に構えるこのレストランは、近郊に農地を持ち、自分の農地で取れた有機野菜や肉のみを使った料理が魅力で、その時々の旬の素材を使うために、メニューはコース一通りのみ。
c0131701_1215711.jpg
ちょうどアスパラガスが美味しい季節なので、料理はアスパラガスづくしだった。前菜からメインまで、何をとっても美味。香りは豊かで、味わいは深い。妻が一度は行きたいと常々言っていた名店だけあって、評判に違わない料理だった。内装も納屋のようでいて花木に囲まれ、居心地が良い。またいつか来たいと思わせるレストランだった。
c0131701_126392.jpg
この2年間で何度もニューヨークの素晴らしいレストランを紹介してくれた同期に感謝しきり。友人が世界中で活躍しているのは、実に素晴らしいことだと思う。仕事面では、世界で活躍している友人に刺激されるし、プライベートではまだ見ぬ新しい世界を教えてくれる。こうした人のつながりは、まさに財産だと思う。
[PR]
by flauto_Sloan | 2009-05-17 23:36 | NYでの生活
連休一転
この月曜・火曜はMITが休日であり、水曜と金曜に授業がない私は6連休だった。妻とDCに行き、連邦最高裁の法廷見学をしようと予定していたのだが、突然妻が病気になってしまい、それどころではなくなってしまった。

代わりにアメリカの病院の救急病棟を見る機会になったのだが、ともあれ大事無く、NYでのんびりと過ごす連休となった。

NYの行きつけのレストランに、五狼液(Wu Liang Ye)という四川料理のお店がある。担々麺や麻婆豆腐が絶品で、全身から汗が出るほど辛くて美味しい。この支店がupper east にあるのだが、駄目もとでupper west の我が家へ出前を頼んだら、忙しくない時間でそれなりの量を頼むのならば来てくれるという。それからというものの、ことあるごとにそこに出前を頼むことになった。

今回も、家でのんびりしながら四川料理をついばむ休暇となった。
[PR]
by flauto_sloan | 2009-04-20 00:10 | NYでの生活
再起動
仕事への復帰までもう3ヶ月を切った。
2年間さんざんしてきたインプットをアウトプットにすることを考え始める。

コンサルティングの色々なスキルは、MBA中もプロジェクト等で使ったものの、まとまった形ではしばらく使っていない。特にMBA中はほとんどプレーヤーとして動くので、マネージャーとしてどう動くのかはついぞ忘れてしまう。勘を取り戻すと言うか、リハビリが必要だと思い始め、コンサルティングのものの考え方を確認・整理する機会に参加することにした。

いざやってみると、意外と頭も体もすぐに動いて驚いた。さすがに5年間修行していただけはあるのだな、と感心する。もちろん、最前線でクライアントと丁々発止のやり取りをし、仲間としてやる気を出してもらうまでのレベルには、職場復帰してからすぐに実地で取り戻すしかない。だが漠然とした「2年も離れて学生をし、インターンもしないでいて、ちゃんとすぐにプロとして戻れるだろうか」という懸念、というか不安は、比較的安全な環境の中で、意外とあっさりと拭い去ることができた。

むしろ、すぐにコンサルタントという仕事の面白さを思い出した。初心に戻り、こういうことをやりたかったんだよな、と感じた。さらに、リーダーシップやアダルト・デベロップメント等の学びを合わせると、チーム・マネジメントやコーチングの幅も広がったように思う。尤もここは引き続き鍛錬を要するのだが。

PCが凍ったり重くなったりしてきたとき、また新しいOSやアプリケーションをインストールした時は、再起動が必要だ。留学前からこの2年間にかけての経験は、一度再起動しないと、新しい自分として機能しなかったのかもしれない。そう思うと、スキルだけではなく職業観を合わせて、いい再起動の機会に恵まれた。
[PR]
by flauto_sloan | 2009-04-12 21:54 | NYでの生活
夢と教育の力 - ヒスパニック女性の最高裁判事指名
(本来5月27日の記事ですが、表示の都合上4月5日に設定しています)
オバマ大統領が、連邦最高裁判事にソニア・ソトマイヨール連邦高裁判事を指名した。ヒスパニックの最高裁判事は史上初で、しかもまだ数少ない女性だ。妻とテレビで見た大統領とソトマイヨール氏の会見は、アメリカの理念を人々に思い起こさせる、素晴らしい会見だった。
(会見の様子WSJの記事)

ソトマイヨール氏は、第二次世界大戦中にプエルトリコから移住してきた両親の子で、ブロンクスのプロジェクト(貧民地区)の出身だ。他界した実の父親は英語を話せなかったという。母親は働きながらも、子供への教育に心血を注ぎ、地域で唯一の百科事典を買い与えたそうだ。やがてソトマイヨール氏は奨学金を得てプリンストン大へ進学し、最優秀で卒業した。続いて進学したイェール大学ではLaw Journalの編集委員を務めていた(極めて優秀な法学部生の証)。社会に出てからは弁護士(渉外弁護士含む)、検事補*、そして裁判官と幅広い経験を積み、現在は連邦高裁判事だ。

米国では政治と司法が複雑な関わり方をしている。連邦最高裁の判事になるためには議会の承認が必要なため、共和党保守派の抵抗が予想される。またソトマイヨール氏はリベラルだと目されるが、その指名の背後にはヒスパニック系団体の政治活動があった。


だがそんな政治的意図を超えて、大統領とソトマイヨール氏の会見は感動的だった。移住2世で貧困地区の出でありながら、優れた能力で司法の頂点に上り詰める。まさにアメリカン・ドリームであるとともに、教育の素晴らしい可能性を再認識する。

そして、黒人のオバマ大統領、ヒスパニックのソトマイヨール氏、白人のバイデン副大統領が3人並ぶ姿は、まさに人種の壁を越えたアメリカの統合を象徴していた。

ソトマイヨール氏は冒頭、自分を支えてくれた家族と友人、とりわけ母親への感謝を述べたが、その感極まる姿には心動かされた。彼女は誰もが疑わない能力の持ち主だが、「私はごく普通の人間です。ただ、素晴らしい機会と経験に恵まれました」と真摯に自らを評していた。
偽りのない言葉に、家族が招かれていた会見会場も感動していたのだろう。熱気がテレビからも伝わってきた。


オバマ大統領とソトマイヨール氏は、アメリカ国民が共有する価値観を思い起こさせていた。言葉尻を捉えた批判や、矛盾する価値観からの反対はあるだろう。色々と政治的な思惑も渦巻いていることだろう。だが、オバマ大統領は正しい判断をした、そう思わせる最高裁判事指名会見だった。


* アメリカは地区ごとに検事が一人だけ住民選挙で選ばれ、訴訟の実務は検事に任命される検事補が検事を補佐して行う。そのため、「補」がつくものの役割は日本の検事と同様
[PR]
by flauto_sloan | 2009-04-05 23:44 | NYでの生活
贅沢は敵 - 寄付に頼る米国オーケストラの苦悩
不況がますます深刻化するここアメリカでは、当然のように嗜好品、余暇、文化活動といった生存に関わらないものへの支出が切り詰められている。いわば贅沢は敵だ、というところか。ウォルマートの "Save money, live better" キャンペーン、テレビ番組での「安くて心のこめてプレゼントを手作りしよう」という企画など、お金を賢く使うことが求められているし、企業はそのニーズに対応しようとしている。

そしてニューヨークのレストラン・ウィークは2月に2週間のはずがどんどん延長し、3月一杯までの『レストラン月間』となっている。そうでもしないと高級店に人が集まらないのだ。

クラシック音楽も不況のあおりで、企業からも個人からも寄付が集まらず、チケットの売れ行きもまた芳しくないようだ。ジュリアード音楽院はようやく改装が終わり、Alice Tully Hall も22日にオープニングするが、華やかになった外見とは裏腹に、寄付が減ってかなり財政は厳しいらしい。

収入の半分近くを寄付に頼っているオーケストラやオペラも大打撃を受けている。寄付の減少による採算悪化を少しでも軽減するため、チケット収入を少しでも増やさねばならない*1。チケット収入は、ホテルのようにホールの稼働率が勝負(空席を残しても、微妙に音響がよくなるくらいでなにもいいことはない。むしろ安く売ってでも席を埋めたほうがよい)なので、MET、NYP、BSOですら、色々なキャンペーンで売れ残ったチケットをなんとか捌こうとしている。例えば
  • METは "Weekend Ticket Drawing" として、週末公演の良席のチケットを、抽選で当たった人に1枚$25の特価で販売している
  • NYPは友人を誘うと特別優待をするなど、定期会員向けのサービスを増やしている
  • BSOは "<40=$20" キャンペーンで、特定の公演に対して、40歳以下なら$20と特価でチケットを販売している
もちろん、このキャンペーンが恒常化すると、観客が廉価にチケットを買えることを期待し、正規価格でチケットが売れなくなってしまうため、あくまで対象を限定した特例措置である。だからBSOなど「ある篤志家の寄付のおかげで、今回このキャンペーンが実現しました」と、一時的であることを強調しているし、METも抽選を行っている。

こうした努力の甲斐あってか、演奏会に行っても人は集まっている。暗い時代だからこそ音楽に癒されたいからか、単に景気が悪くなる前に通期でチケットを買っていたからかはわからない。後者であれば、来シーズンは定期会員も減るだろう。アメリカのクラシック業界も冬の時代に突入してしまったようだ。


*1 出演者が多く舞台装置が大掛かりなオペラや、ホールが借り物の日本のオーケストラでは、チケットを全部正規料金で売っても演奏会は赤字になる。だが演奏の質の維持、文化への貢献から演奏会を一定数しないわけにはいかない。そのため、演奏会開催を所与とすれば観客動員数を高めることは損失軽減の必要条件である
[PR]
by flauto_sloan | 2009-02-20 22:41 | NYでの生活
レストラン・ウィーク
今週のNYは、レストラン・ウィークだ。ボストンにもあるのだが、この期間中は普段行けないような高級店も、お得な定額コースメニューを用意してくれる。今回なら、MorimotoやMeguといった名店を含め、一人夜$35、昼$24で食べられる。これで一度雰囲気や味を知ってもらい、次に正規料金で来てもらおうという算段だ。

年に2回、1週間ずつあるのだが、今年は不況で外食産業は打撃を受けているらしく、レストラン・ウィークを2月末まで延長したらしい。せっかくなので、まだ行っていないレストランを試してみた。

まずはOne if by Land, Two if by Seaへ。ここは内装(特に1階)が温かみがありつつ豪華で、プロポーズのメッカだそうだ。確かに雰囲気はよいのだが、味はまあまあ。素材や分量で$35に抑えました、というのが伝わってきてしまった。

次にLupaへ。カジュアルだが基本がしっかりとしたイタリアンだ。素材の味が活きていて、美味しい。ここは改めて来てもいいと思わせてくれた。

あとはMorimotoのランチを予定していたのだが、妻が風邪を引いたために断念。だが期間が延長されたので、今度行ってみようと思う。
[PR]
by flauto_sloan | 2009-01-26 12:44 | NYでの生活
寝正月
この正月は、アックスのコンサートに行った以外、寝正月だった。夫婦ともども風邪をひいてしまったからだ。始めは妻が寝込んで私が動いていたが、段々と私のほうが辛くなってきた。

今日はブロンフマンのピアノ演奏会を聴いてからボストンに変える予定だったが、明日からはケネディスクールの授業だし、大事をとって早めに帰ることに。

本当にブロンフマンとは縁がない。
[PR]
by flauto_sloan | 2009-01-04 01:26 | NYでの生活