MIT Sloanにて、2007年から2009年までMBA遊学していた、ふらうとです。ボストンとNYでの暮らしや音楽、そして学びを書きつらねています。外資系コンサルティング会社に在籍(社費留学)。趣味はフルート演奏
by flauto_Sloan
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イグ・ノーベル賞授賞式ふたたび
c0131701_2252984.jpgイグ・ノーベル賞の授賞式に今年も参加した。Sloanの2年生・1年生と連れ立って行ったのだが、あいかわらずの人気と面白さだった。

物質である"Chiken"がテーマだった昨年とは変わり、今年のテーマは概念である"Redundancy"だった。テーマの「冗長」が活かされていたのは次のくだり。
「今日の発表は5つの言語に同時通訳をします。
アメリカ語。ボストン語。ブリテン語・・・」
今年も日本人受賞者が出た。昨年の「馬糞からのバニラ香料の抽出」に続く快挙だ。

テーマは「粘菌による迷路の最短ルートの発見(理研)」で、Natureにも載ったれっきとした研究で、かなり有名らしい。来ていた理系の友人も参照したことがあるといっていた。イグ・ノーベル賞であるとはいえ、日本人の研究が世界に認められるのは素晴らしいことだ。

話題をさらったのは「コーラの殺精子作用」で、都市伝説を裏付ける1985年の研究に対してだ。だがこの受賞には裏があり、続けて同時受賞の研究が発表された。それは、1987年発表の「コーラに殺精子作用がないことの証明」についてであった。反証した台湾の研究者は登場しなかったのだが、代わりにその研究者の娘(1987年生まれ!!)が「反例」として登場していた…*

他に興味を持ったのは、「犬の蚤は猫の蚤より高く跳ぶ」「カンザスの大地はホットケーキよりも平らである」「プラセボは値段が高い方がよく効く」あたり。どれも大真面目なのが面白い。

今回は二回目ということで、楽しみ方も心得た。授賞式では、大相撲の座布団のようなノリで紙飛行機を飛ばす。ちゃんとそのためのノートも持っていった。

おそらく、この授賞式を見ることはもう無いだろう。そう思うと寂しいが、非常に楽しく面白い授賞式だった。

* 言うまでも無いが、これらの研究はきちんとした実験結果に基づいている
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by flauto_sloan | 2008-10-03 08:28 | ボストンでの生活
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