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MIT Sloanにて、2007年から2009年までMBA遊学していた、ふらうとです。ボストンとNYでの暮らしや音楽、そして学びを書きつらねています。外資系コンサルティング会社に在籍(社費留学)。趣味はフルート演奏
by flauto_Sloan
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ヘインズを訪ねて
ヘインズを訪ねて_c0131701_11341492.jpg私はフルートを吹き始めて、もう20年になる。愛器はLuis Lotの木管(推定製作時期: 19世紀末~20世紀初頭)、W.S.Haynesの総銀、A.R.Hammigの木管ピッコロの3本だ。特にHaynesは15年以上付き合っていて、身体の一部のようなものだ。

そのヘインズの工房はボストンにある。私の楽器は、15年前にボストンにいた父に工房で直接買ってもらったものであり、まさにここが生まれ故郷だ。ボストンに住んで以来、いつか行かねばと思い続けていた。

愛するヘインズの楽器を様々に試し吹きするのは、この上なく楽しいだろう。工房で実際に作っている人とも機会があれば話してみたい。
また、ヘインズのフルートケースは牛革製で有名なのだが、私のはぼろぼろになってしまっていたため、新調したいと思っていた(でも敬愛する William Bennett氏のサインがあるので捨てるわけにはいかない)。


そこで、急に思い立ってヘインズの工房を訪れた。

ボストンの中心街の少し南に工房はある。東京のムラマツ・フルートのように、入るとお店があって奥に工房… という感じではなく、工房と事務室に分かれている。試し吹きは予約が必要らしく、今回は時間もなかったのでひとまずケースを買うだけに(ケースは15年の間にデザインが変わってしまっていた)。

事務室はアットホームな雰囲気。ランパルやモイーズ大先生など、歴代の偉大なフルーティストたちの写真が壁一面に飾られている。ヘインズ初期の木管が飾られている。事務のお姉さん達も気さくで楽しい。

今回はひとまず様子見程度しかできなかったが、今度はちゃんと試し吹きもしよう。
by flauto_sloan | 2008-09-16 23:19 | 音楽・芸術
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