MIT Sloanにて、2007年から2009年までMBA遊学していた、ふらうとです。ボストンとNYでの暮らしや音楽、そして学びを書きつらねています。外資系コンサルティング会社に在籍(社費留学)。趣味はフルート演奏
by flauto_Sloan
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グランド・サークル疾走記 (3/4) - 絶景
一日にブライス・キャニオンとザイオン国立公園を回るという強行軍の5日目。朝7時出発という早起きだったが、その甲斐ある素晴らしい景勝だった。

レッド・キャニオン
c0131701_2341273.jpgブライス・キャニオンまで4時間ほどのドライブだったが、途中でレッド・キャニオンと呼ばれる小さい谷(実際は充分大きいが、比較対象が巨大すぎる)を通った。
赤土のモニュメント・バレーよりもさらに赤い岩石の搭が聳え立つ。

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途中には岩のトンネルがあり、ここをくぐるのがなかなか楽しい。
狭いので少しヒヤッとしたが。



奇岩に囲まれたブライス・キャニオン
c0131701_23415793.jpgようやく辿り着いたブライス・キャニオンは、奇岩に囲まれた谷だった。
遥か遠くまで広がる谷にそそり立つ岩搭。その先端には四角い岩塊が残り、なんともバランスが悪い。こんな形で残っているのが不思議であり、1万年以上かけて形られた彫像をつい眺め入ってしまう。


c0131701_234237100.jpgナバホ・ループ・トレイルというトレイルを降りていくと、谷底へ出られる。途中は奇岩と岩壁に囲まれた九十九折の坂になっており、"Wall Street"と呼ばれる。

ようやくMBA生の旅らしくなってきた。


c0131701_23431422.jpg岩しかない道を谷底へ向かうと、舞い込んだ杉の種子が芽吹いて生えた、杉の巨木がまっすぐに立っていた。深い岩の裂け目から太陽を恋焦がれて、まっすぐに天へと伸びた杉が美しい。

「この世に上り坂と下り坂のどちらが多いか」という謎々があるが、谷へ下れば上らねば帰れない。砂漠の暑い中の山登りは辛かった。途中岩でできた二本の橋を見たり、遠くまで見渡せる崖で心洗われたりしたが、登り終わるとみなぐったりとしていた。だが非常に面白いトレイルだった。

理解不能なスケール感・ザイオン国立公園
c0131701_23553855.jpgブライス・キャニオンから更に2時間程走ると、最終目的地のザイオン国立公園へ到着した。公園のゲートをくぐると、いきなり巨大な岩山が目の前に聳え立つ。

岩山、と簡単に言って済ませられない巨大さで、岩壁というのが適している。四方を岩に囲まれながら、その隙間の細い道を進んでいく。

c0131701_2355234.jpg岩を穿ったトンネルを抜けると、なんとも不思議な彩りの山々に囲まれた空間に飛び出した。ここまで巨大だと、写真などには納まらないし、大きさの感覚が狂ってくる。

経験したことのない、理解不能なスケール感だ。そんな岩の世界にある九十九折の急な坂道をゆっくりと降りていく。あいにく雨が降ってしまっていたので、滑り易く余計にひやっとした(当然私の運転ではない)。車を降りてトレッキングもしたが、もう兎に角巨大な岩山に圧倒される。

c0131701_23591296.jpg厳しい旅程だったためにやがて日没を迎え、名残惜しいままにキャンプ場へと向かった。ナローズという川を分け入るトレイルが有名なのだが、雨増水の恐れがあるのと、日没で暗いのとで断念。いつかは行ってみたい。

最後の夜は再びカレーで、ザイオンの地ビールなど飲みながら色々と語らった。強行軍だったため多少疲れたが、あっというまの旅行であり、非常に充実した経験だった。
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by flauto_sloan | 2008-08-29 23:27 | 旅行
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