MIT Sloanにて、2007年から2009年までMBA遊学していた、ふらうとです。ボストンとNYでの暮らしや音楽、そして学びを書きつらねています。外資系コンサルティング会社に在籍(社費留学)。趣味はフルート演奏
by flauto_Sloan
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'08春学期の学びを習う - 総論
もうすぐ夏休みも終わり、新しい学期が始まる。すっかり間が空いてしまったが、忘れる前に先学期の学びを確認しておく。

全般として、学びは多かったがいささか不完全燃焼でもあった。成績も新しいことなので力を入れて学んだものが却って振るわないなど、やや不本意でもあった。無論成績は学びの一指標でしかないし、成績優等でもdistinctionがつかない学校なので、あまり気にする必要はないのだろうが。

失敗: 学びの悪循環化
原因としては、効果的に学ぶための仕組みを作れず、悪循環に陥ったことにある。学びを最大化したいという目的意識の下で、自分の勉強スピード(特に英文を読むスピードと書くスピード)の過大評価、体力・精神力の容量見誤り(これをもう一度やってしまったのは大いに反省)という前提の過ちをしてしまった。

結果、学びが進まない悪循環と、それを加速する状況が起きてしまった。
(1) 授業内容不消化の悪循環: 授業を(聴講課目含め)前半に詰め込みすぎ、予習どころか最低限の資料(ケースなど)の読み込みと宿題だけで精一杯となり、授業の理解が完全でないまま先に進んでいき、更に予習や宿題に時間がかかる

(2) 体力・精神力回復による(1)の加速: 1日は24時間しかないので、(1)の結果睡眠が削られて集中力が低下して(1)を加速。またNYとの移動もあり体力も使い、睡眠不足による精神疲労を睡眠で補ったため、週末はほとんど機能できず、(1)の悪循環を断ち切る機会を失う

(3) 後半は時間的余裕ができたものの、前半とJapan Trekで憔悴した身体と精神はすぐには恢復せず、好循環に建て直しができなかった。また、前半に図書館へ行く習慣が薄れてしまったこと、前半疎かになった課外活動を優先的に立て直したことも影響している
学ぶには最適なペースがあるはずで、授業数でいえば米国の最適授業数は日本の大学よりもはるかに少ない。途中、疲れきった私を心配してくれたShintaroに言われて気付いたが、カリキュラムがきつくて有名なHBSよりも多くの授業を履修していた。また、ハーバードで教えていた父親にも、「それは授業を取りすぎだ」と言われた。それでも学びきれる超人的な人はいるのだろうが、私の個体能力はそこまでなかった。

この反省を活かし、来学期は学びのペースを意識して、無理があったら早めに授業を絞り、時間の使い方に優先順位をつけなければ。そうして予習にもっとしっかりと時間を使い、より問題意識を持って授業に臨まねば。米国での勉強には好循環で進むための仕組みを、自分で設計しなければならないのだ。

学びの内容
そのように反省は多いのだが、個別課目で最低限のものは学び取った。

特に経済学系を中心に、様々な考え方や枠組みと、それらが適用できる前提を多く学ぶことができた。また仕事で多くを経験していたオペレーションでは、改めて理論的にどういう意味があったのかを学べ、仕事で(個人的には)あまり関わってこなかったコーポレート・ファイナンスではなかなかに苦戦しながらも、素晴らしい教授の授業を楽しんだ。

以下に個別の課目について簡単に振り返る。
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by flauto_sloan | 2008-08-09 04:50 | MITでの学び(MBA)
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