MIT Sloanにて、2007年から2009年までMBA遊学していた、ふらうとです。ボストンとNYでの暮らしや音楽、そして学びを書きつらねています。外資系コンサルティング会社に在籍(社費留学)。趣味はフルート演奏
by flauto_Sloan
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フロリダ周遊(1/3) - マイアミの海と空
フロリダを一周してきた。観光資源が豊富なこの半島は、やはり他のアメリカとは随分と異なる。中南米への玄関口であり、富裕層が暮らす風光明媚な地であった。

フロリダは、ディズニー好きの妻が渡米前から必ず行くと宣言していた地であり、夏の予定の中心でもあった。マイアミに入り、オーランドへ抜け、州都タラハシーを経由してジャクソンビルへと、まさにフロリダを行きつくした。

マイアミの海と空c0131701_1042884.jpg
マイアミはイメージしたとおりの、美しく豊かな町であった。美しい砂浜のマイアミ・ビーチと、高層ビルの建ち並ぶダウンタウンの対比が面白い。
東海岸の避寒地であり、また雨季であるために夏はハイシーズンではない。メキシコ湾に面し熱帯であるフロリダの夏は、頭がくらくらするくらい暑く、道端の猫もうだっていた。
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c0131701_105818.jpg人造のマイアミビーチは遠浅で砂が美しく、燦々と降る日差しの中、今年初の海水浴をした(カンクンは海が荒れていて、結局ラグーンにしか入っていない)。海は好きだ。水平線の向こうに何があるだろうかと考えてしまう。
そう想像しながらゆっくりと本を読むのが、何と幸せなことか。

c0131701_1052651.jpgマイアミ・ビーチの中心であるアール・デコ地区は、その名の通りアール・デコ風の建築が立ち並ぶのだが… アール・デコってこんな感じだったろうか、と思うことも。何と言うか、特別感銘を受ける地区ではなかった*1。ハイシーズンにはもっと賑わうのだろう。

c0131701_1055575.jpgマイアミ・ベイを一周するクルージングでは、豪華な別荘の数々を見る。特に橋が一本も通っていない、文字通り"exclusive"な最高級の別荘地、フィッシャーマン・アイランドは見事。他にも著名人の別荘と横付けされた大型クルーザーが建ち並び、アメリカン・ドリームの物質的な姿を見る。

c0131701_1063363.jpg食事は非常に充実している。食通の富裕層が住んでいるのだから、いいレストランがあるのも自然で、NYCやLAの有名店も店を構えている。普段は食費を抑えているが、折角だからと一度、Christy'sというステーキハウスへ。スポーツ選手やCEOも訪れるという。その評判に違わず、味、内装、サービスどれをとっても素晴らしい。大満足のフロリダの夜だった(その後すぐにトラブルに見舞われるのだが、それは後述)

人の構成も特徴的だ。NYCやボストンからの富裕層だけでなく、中南米からの移民もマイアミには多い。市民の70%がスペイン語を話すらしく、観光ツアーやレストランのメニューは全て米西両記。町の人のノリもラテン的だ。

また、同性愛者に開放的な街でも知られる。実際によく見かけ、ごくごく自然であった。まだカリフォルニア州のように同性愛者の結婚が許可されるまでには至っていないようだが。

貧富の差も激しい。マイアミ・ビーチのリンカーン通りは、リッツ・カールトンや高級レストランなどが立ち並ぶ華やかな通りなのだが、道が一本異なれば途端に柄が悪くなる。治安も決して良いわけではなく、だからこそburn noticeなどの刑事・犯罪系ドラマの舞台にもなる。

色々と矛盾や格差を内包する、アンビバレントな不思議な街だった。


キー・ウェストへのドライブ
c0131701_1018354.jpgマイアミから車で片道4-5時間南下すると、米国本土最南端のキーウェストに辿り着く。キー・ウェストへのドライブは、島々を繋ぐ高速道路が海の上をずっと走っているので有名だ。特に最長の"seven miles bridge"では、海上をドライブしている気分になれる*2

c0131701_10185653.jpgキー・ウェスト島は小さいが、文豪ヘミングウェイが別荘を構えたことで知られ、邸宅が保存されて見学できるようになっている。建ったときにヘミングウェイが「これが最後の一ペニーだ(これで文無しだ)」と言って貼り付けたと云われるペニーも残っていた。

c0131701_10193573.jpg米国最南端*3には、ヤドクガエルのような、お世辞にも趣味がいいとはいえない碑がたっており、「キューバまで90マイル」と書かれている。晴れていればキューバが見えていたのかもしれない。こんなに近いのに、イデオロギーで対立しているのかと、地政学的な衝突の根深さを実感する。

日帰りは運転初心者には少しきつかったが、楽しいドライブだった。


*1 湘南出身の妻は、似た風情を感じたようだ。湘南がここをモデルにしたのだろうか
*2 このドライブのために免許を取り、運転を練習したようなものだ。この10時間のドライブで大分運転に慣れた
*3 実際は最南端ではない。本当の最南端は米軍基地内にあるため、一般人は観光できない

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by flauto_sloan | 2008-06-26 22:59 | 旅行
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