MIT Sloanにて、2007年から2009年までMBA遊学していた、ふらうとです。ボストンとNYでの暮らしや音楽、そして学びを書きつらねています。外資系コンサルティング会社に在籍(社費留学)。趣味はフルート演奏
by flauto_Sloan
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受難曲
復活祭前の聖金曜日は、受難曲が歌われ、キリストの苦難を偲ぶ。

ボストン在住のクラシックファンの殆どは、明日からのハイティンク指揮BSOのマタイ受難曲を聴きに行くことだろう。今シーズンのBSOの目玉の一つだ。

あいにく私は明日からJapan Trekがあり聴きにいけない。そこで妻をNYまで送りがてら、マゼール指揮NYPのマタイ受難曲を聴きに行くことにした。学校が終わってすぐにAmtrakの特急でNYへ向かい、ぎりぎりホールへ滑り込む計画だ。

それが、受難の始まりだった。

ここはアメリカ。公共交通機関の時間が正確であるはずがない。途中で前の列車が止まったとか何とかで、NYに着いた時にはもう開演時間。途中入場のできない公演であり、仕方ないので諦め、コリアタウンで焼肉を食べた。

楽しみにしていただけに極めて残念。マタイにしろヨハネにしろ受難曲はいつ聴いても感動する曲であり、是非こっちで聴きたかった。そのためにNYまで来たのに、電車遅延で聴き逃すとは。来年は万難を廃しても行かねば。

さらに続く受難は、NYからボストンへの帰路だった。日本への便は早朝6時。4時ごろには空港に着いていたいので、3時半には寮を出ねばならない。

深夜バスだと3時ごろボストンに着き、余裕がないので22:45発のJetBlueに乗って帰ることにした。JFK空港に着いたところ、23:30に出発が遅れている。飛行機の1時間の遅れはよくあることであり、これは想定の範囲内。

極端な話、深夜25:00頃までにさえ離陸すれば、空港からタクシーを飛ばして寮に戻り、荷物を持って空港へ戻れば問題ない。のんびりと待合室でネットを繋ぎながら待っていると…アナウンスが。

「ボストンからの飛行機が遅れており、上手くいけば24:20ごろに着陸します。それから給油をし、残念ながら出発は25:00ごろに遅れそうです」

……洒落にならない。万一さらに遅れるようだと、4時の集合に間に合わない可能性すらある。

焦る。JetBlueはここのところ利用し始めたのだが、機体が新しく料金が安いとはいえ、1時間以上の遅れはざらで、空港の遠さを勘案すると値段も費用も得しないことが多い。

幸いにも飛行機は25:00に離陸し、40分でボストンへ急行したおかげで、家には余裕をもって帰ることができた。

前日に不運は全て背負っておいた。明日からのジャパントレックは、大きな事件事故もなく(小さいのは確実におきるだろうが)、皆が日本をよりよく知り、愛してくれるよう、恙無く執り行えることを祈る。

受難(Passion)が情熱(passion)へと昇華するように―
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by flauto_sloan | 2008-03-20 03:01 | NYでの生活
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