MIT Sloanにて、2007年から2009年までMBA遊学していた、ふらうとです。ボストンとNYでの暮らしや音楽、そして学びを書きつらねています。外資系コンサルティング会社に在籍(社費留学)。趣味はフルート演奏
by flauto_Sloan
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研究者の集い
MITには、様々な研究機関がある。石井先生のいるMedia Labや, CSAIL, CISR, Sloan Automotive Lab, 等々。
これらのセルと呼ばれる特定の目的意識をもった小さいグループをどんどん作り、多くの企業にアプローチして寄付(投資)を集め、研究者を集めて規模を大きくし、その分野で世界一の技術とプレゼンスを確立する。そうしてMITは世界一の工学系研究機関として君臨し続けている。

日本の製造業企業も、MITへはかなり投資をしており、それに応じて毎年多くの研究者を送り込んでいる。多くはvisiting researcher として、1年から1年半、長くて2年程研究室に留まり、最先端の技術を吸収して帰国する。
かつては研究者を長期にわたり滞在させて学位を取らせていたのだが、学位取得後に転職するケースが見られたために、多くの企業は1年程度の短期滞在に切り替え、学位取得をさせないようにしている。

だが本格的な研究をするのに1年は短い。また、ボストンという知の集積地の魅力を知り、活用できるようになるのに半年はかかるため、面白くなってきた頃に帰国の途に着く。ボストンでお会いする研究者の人たちは、本音では少しでも長くいたいと思っているようだ。


前置きが長くなったが、そんなボストン在住の研究者の方々の集まりに顔を出した。本はといえば、先日、私が幹事を務める「ボストン日本人研究者交流会」で半導体業界についてプレゼンテーションをした時に、そこへ来ていた材料系の研究者の方々(MITのMaterials Science 学部や研究機関)と意気投合し、材料系研究者の集まりに呼ばれるようになった。今回はそのグループで帰国する人がいるため、送別会として開かれた。

途中から材料系以外の人にもどんどん声をかけていった結果、40人近くの人たちが集まり、Cafe Sushi というボストンでもレベルの高い寿司屋で飲み、語り、笑った。

材料系の人達とは、やはり水が合う。もともと大学院で物性系の研究室だったし(研究者としての資質はそこそこだったが)、仕事でも半導体業界のクライアントが多かった。そのため研究内容を聞けば概要は理解できるし、ビジネス上の可能性についてもそれなりに議論できる。
そうして仲良くなって信用されると、彼らは企業の中でもトップクラスの研究者・技術者なので、企業秘密以外の様々なことを教わることができるし、刺激を受ける。

さらに何人か相当なクラシック音楽マニアがいて、「この間のBSOのマーラー交響曲第9番のトランペットはひどかった」といった話が通じてしまう。

そんな愛すべき研究者たちであり、これからも仲良くしてもらいたいと思う。
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by flauto_sloan | 2008-02-09 02:42 | 交友
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