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MIT Sloanにて、2007年から2009年までMBA遊学していた、ふらうとです。ボストンとNYでの暮らしや音楽、そして学びを書きつらねています。外資系コンサルティング会社に在籍(社費留学)。趣味はフルート演奏
by flauto_Sloan
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MBA受験 (3/3) - 推薦状、Application、インタビュー
推薦状
巷間、MIT Sloanはコミュニティ意識が強く、Sloan乃至はMIT卒業生の推薦状が有利と云われています。私は懐疑的で、他校と同じ程度だと思っています。一度こういう噂が立つと、みなMIT卒業生の推薦状を取り付けてくるため、いきおい合格者の多くがそういう推薦状を持った人になったのでしょう。不合格者にもMIT卒業生で揃えた人は多いはずです。
…とは言うものの、私も大事をとってSloanにはMIT卒の推薦者で揃えました。

推薦状を書いてもらったのは、日本人上司、日本人元上司、アメリカ人上司、クライアントです。学校ごとに条件や質問内容が異なるので、それに応じながら私を多面的に表現できるように推薦者を選びました。
言うまでもありませんが、自分のことを仕事面でよくわかっていて、かつサポートしてくれる人を選びましょう。

Application
レジュメ、エッセイ、推薦状を踏まえたうえで、カバーできていない強みや経験を最大限盛り込みました。ちょっとしたリーダー経験も、カウンセラーと相談すればもっともらしいタイトルになります。私的勉強会の幹事も、ワークショップのオーガナイザーに早変わりです。
アメリカン人のアピール力は物凄いものがあります。恥ずかしがったり、謙虚になったりせずに、臆面もなく自己アピールです。嘘をつかない程度に。

インタビュー
各校のインタビューの質問内容はネットで公開されているので、それをもとに自分なりの答えを用意し、繰り返し話す練習をしました。すぐに英語が口をついてでるようにするのが最大のポイントだと思います。

エッセイやレジュメに書いたことは全て1-2分で語れるようにしました。MIT Sloanのインタビューは、エッセイ課題のどれかについて、エッセイに書かなかった事例で語ることが求められます。一通り別の題材を用意しておきました。
英語がすぐに口をついて出てくるよう、家では帰国子女の妻と英語のみで話しました。英語開始二日目に、「なんか英語をしゃべっていると(細かい表現や婉曲表現がなく、ストレートな物言いになるので)可愛くないよね」と、( )の中身を抜かして言ってしまい、妻にえらく怒られました… ともあれ、何らかの英語をしゃべる環境を作り出せると有利です。
さらに、ビデオテープで自画撮りをし、話すときの癖やアイコンタクトなどを確認し修正しました。

これらを行いながら、予備校で模擬インタビューを行い、当日は自信を持って臨みました。面接官と和気藹々に話すつもりでちょうどよかったです。


以上が私のやり方です。
私個人のスキルや経験で最適化した勉強方法なので、誰にでも通用するとは全く思っていませんが、なんらかのヒントになれば幸いです。


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by flauto_sloan | 2007-10-23 15:06 | 学びの技術
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