MIT Sloanにて、2007年から2009年までMBA遊学していた、ふらうとです。ボストンとNYでの暮らしや音楽、そして学びを書きつらねています。外資系コンサルティング会社に在籍(社費留学)。趣味はフルート演奏
by flauto_Sloan
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Sodium drop顛末記
MITの文化でもっとも有名なものが "hack" です。
人に危害を加えないいたずらをするというもので、先日のMIT museumの項でも少し触れましたが、歴史的にさまざまな工夫が凝らされています(詳細は後日)。

他にも学部生のイベントには、色々なものを高いところから落とす "drop"というものがあります。
一番有名なものが毎年4月に行われる "Piano drop" というもので、Baker House という寮の屋上からピアノを落とし、みんなでわいわい観賞するというものです(音楽家の端くれの私には、見ていて切ないものがありますが)。

そして、9月の新入生歓迎の時期のとある深夜に行われるのが、"Sodium drop" です。
これはその名の通り、ナトリウム(英語でsodium)を橋の上からチャールズ川へ投げ込むという遊びです。
ナトリウムはアルカリ金属で極めて反応性に富むため、水と反応して爆発します(そして水酸化ナトリウム水溶液ができるわけですね)。
その爆発を見て騒ぐ、というイベントです。

今年も先日あったらしいのですが(残念、見にいけませんでした)、それが前代未聞の事件へ発展しました(まだ捜査中ですが)。
http://www-tech.mit.edu/V127/N37/sodiumdrop.html
"The Tech" という学内紙によると、Sodium drop の後、チャールズ川を清掃しているボランティアがボストン川の岸辺にて謎の金属片を見つけ、濡れたゴミ回収箱に入れたところ爆発し、5人が負傷したということです。その金属こそがナトリウムでした。
常識的に考えて、危険物であるナトリウムがその辺に転がっていることはあり得ないので、警察がMITのsodium dropと関係があるとして捜査しているそうです(意図的に置いたのではなく、事故だろうとしている)。
ちなみに、その爆発の映像はこちらです。毎年YouTubeに載っていたのですが、事件後すべて削除されました。

この事件がもとで、sodium dropの文化はなくなるかもしれませんね。
まあMIT生なら、新たなストレス発散のイベントを考えそうですが。
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by flauto_sloan | 2007-09-12 10:57 | MIT文化
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