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MIT Sloanにて、2007年から2009年までMBA遊学していた、ふらうとです。ボストンとNYでの暮らしや音楽、そして学びを書きつらねています。外資系コンサルティング会社に在籍(社費留学)。趣味はフルート演奏
by flauto_Sloan
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MITミュージアム
本日、ようやくMITのIDカードを交付してもらい、早速MIT Museumに行ってきました。


カード交付
ISO(International Student Office)のオリエンテーションを受けて、ようやくMITのIDカードを交付してもらいました。交付に必要な、I-20という、ビザとセットで重要な書類(在学証明書のようなもの) を、サマースクールに行っていたコロンビア大学からMITへ移籍したのですが、その過程でちょっと混乱が生じてしまい、果たして予定通り今日もらえるのかが微妙なところでした…

サマースクールは強制ではなく任意参加したため、5月ごろにI-20を申請した時点ではコロンビアに受け入れてもらえるか不明でした。そのため、MITとコロンビアの両大学にそれぞれ必要書類を提出し、I-20を申請するという安全策をとりました。これが裏目に。

コロンビアからの転籍証明書をMITのISOへ提出し、併せてMITで既にI-20を貰っていることを述べたところ、係りの女性に「これはおかしい」と、I-20を破棄され、Sloanのオリエンテーションに出るように言われてしまいました。不備があると米国に再入国できなくなるかもしれないと言われるほど重要な(少なくとも重要に思っていた)、そして取得には少なからず苦労した書類を目の前で破棄されるのは、なかなか衝撃的でした。

いずれにしてもMITのIDカードは転籍が滞りなく済んで初めて交付されるので、ひとまずISOのオリエンテーションを待つことにしました。ただIDカードがないと非常に不便で、とくにSidney-Pacificの寮は玄関などの電子錠をIDカードで開けるため、交付までは入り口で受付の人に寮の入り口を開けてもらい(しかも夜24時以降は受付がいないので入れなくなる)、自転車は室内駐輪場に置けないという不便さ。なかなかつらいものでした。


MITミュージアム
無事に今日IDを交付されると、早速寮にIDカードを登録し、その後は近所にあるMIT ミュージアムに行ってきました。学割があるのですが、MITの学生は割引というか無料(ニューヨークでは、市内の学校に通う学生はMetやMoMAに無料で入館できました。当然コロンビアのサマースクールの生徒のIDでも) 。

MITミュージアム_c0131701_23145396.jpgミュージアムはMITのこれまでのテクノロジー分野での栄光の歴史を展示してあります。人工知能に始まり、人間の触覚をシミュレートする機械や、表情でコミュニケーションをとれるロボットも。

圧巻は世界最大といわれる(といってもたかが知れてはいますが)ホログラムのコーナー。これがなかなか面白かったです。秀逸だったのは、写真を見ながら左から右へこちらが移動すると、美女が投げキッスをしてウィンクをするもの。これは見る価値がありました。

MITミュージアム_c0131701_23151229.jpgさらにはMITの「ハック」と呼ばれる文化の紹介もありました。
かつてHarvardとYaleがフットボールの試合をしたときに、MITが巨大な風船をコートに投げ込み、試合を中断させる大騒ぎに。写真の一枚目はその時の新聞記事で、「MITがハーバード・イェール戦に勝利!」と書かれています…


MITミュージアム_c0131701_23152939.jpgもう一枚は、卒業式にアル・ゴア元副大統領が来校して演説をした時に、学生が事前に”Buzzword Bingo (流行言葉のビンゴゲーム)” を作ったものです。”Paradigm,” ”standardized,” “robust”などといった言葉が並んでおり、みんなビンゴが揃うかどうか集中して聞いていたので、静粛かつ熱気溢れる聴衆だったそうです。

こういう遊び心がとても好きです。


ボストンを訪れる機会があれば、マイナーな観光地ではありますが、見学するのもよいかもしれません。
by flauto_sloan | 2007-08-15 23:10 | MIT文化
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