MIT Sloanにて、2007年から2009年までMBA遊学していた、ふらうとです。ボストンとNYでの暮らしや音楽、そして学びを書きつらねています。外資系コンサルティング会社に在籍(社費留学)。趣味はフルート演奏
by flauto_Sloan
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BSO/Gilbert - 次世代の気鋭
c0131701_329533.jpgニューヨーク・フィルで次シーズンから常任指揮者に就く、アラン・ギルバートがBSOを振った。
ギルバートの母親はNYPでヴァイオリンを弾く建部洋子氏であり(故人の父親も同じくNYPのヴァイオリン)、日系米国人である。ボストンの小澤に続き、日本人・日系人が一流オケの常任になるというのは嬉しい限りだ。

ギルバートは細部まで非常にバランスの取れた音楽を作り、BSOをぐいぐい統率していった。特にメインのアイヴズの交響曲第4番は、音楽が複雑に絡み合う難曲でありながら(指揮者が二人いて、二階の客席でもオケが演奏する)、垣間見る調和を軸に見事に纏め上げ、感動的な演奏だった。

実力は申し分ないこのギルバートを迎えて、生まれ変わるNYPが楽しみなのだが、来シーズンのそれを見届けられないのが残念だ。ユダヤ人のマゼールからアジア系のギルバートに常任が代わるのは、現代ニューヨークを象徴している。コンサートマスターの世代交代も同時に起きていて、今は演奏会によってNYPの出来の差が激しいのだが、成長するための混乱と痛みなのだろう。ギルバートによってNYPが再び盛り上がり、新生NYPとして、祖国への凱旋公演をして欲しいものだ。
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by flauto_sloan | 2009-03-06 20:50 | 音楽・芸術
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