MIT Sloanにて、2007年から2009年までMBA遊学していた、ふらうとです。ボストンとNYでの暮らしや音楽、そして学びを書きつらねています。外資系コンサルティング会社に在籍(社費留学)。趣味はフルート演奏
by flauto_Sloan
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BSO/Barenboim/Levine - 美しきピアノ
c0131701_5463369.jpg BSOとバレンボイムとの競演を聴きにいった。バレンボイムは最近すっかり指揮者となってしまったが、バレンボイムのピアノは好きであり、楽しみにしていた。果たして彼のピアノは溜息が出るほど美しかった。


まずはレヴァインとシューベルトの連弾だった。バレンボイムは表現力豊かで、音色が非常に繊細で美しい。美しい風景画を見ているような音楽だった。だがその裏に潜む悲しみや寂しさも伝わってくる。レヴァインが時折表情を硬くしてしまっていたのがやや残念だったが、二人の呼吸はよく合っており、見事な演奏だった。

続くベートーヴェンのピアノ協奏曲3番は、昨年ドホナーニとBSOでも聴いた曲だが、今日はバレンボイムが兎に角素晴らしい。気宇壮大でかつ繊細、動と静の鮮やかな対比、聴き入ってしまう。レヴァインも上手くオケをまとめている。

c0131701_547896.jpg後半のカーターは世界初演だった。バレンボイムもオケの一員と言う位置付けのためにやや魅力が表に出てこなかったが、曲は面白い。何より100歳のカーター本人が来ていて、演奏後会場から舞台に上り、観客から暖かい拍手で初演の成功を祝った。


最後のストラヴィンスキー『春の祭典』は、バレンボイムの名演、カーターへの祝福と、既に実り多かった演奏会を締めるに相応しい、リズム感豊かで熱い佳演だった。皆気楽に原始的なリズムを楽しんでいたように思う。前の席のお爺さんもノリノリだった。

聴き終わって楽しい気持ちになれる演奏会だった。
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by flauto_sloan | 2008-12-04 23:41 | 音楽・芸術
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