MIT Sloanにて、2007年から2009年までMBA遊学していた、ふらうとです。ボストンとNYでの暮らしや音楽、そして学びを書きつらねています。外資系コンサルティング会社に在籍(社費留学)。趣味はフルート演奏
by flauto_Sloan
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出口のない投資
ランチタイムに、FidelityのVC部門のパートナーの方が講演を行った。金融危機で所謂投資銀行が無くなった結果、有望なベンチャーへの投資がExitできなくなってしまい、VC業界も混迷を極めているという。そこで脚光を浴びているのが、小規模なブティックM&Aアドバイザリー・ファームだという。

新たな魅力ある技術を持ったスタートアップ企業は、次々と登場している。フィデリティはそうした企業に投資をしていきたいのだが、Exitできるかが最大の懸念となっている。これまで売却/M&Aを手がけていた大手投資銀行が消滅*したため、既存の投資案件がなかなかExitできなくなってしまった。すると投資家にリターンを配分できず、資金調達が苦しくなると共に、新たな投資案件に資金が回らなくなってしまう。だがやはりExitの王道がM&Aであることには変わりがない。そこで今は、ブティックM&Aアドバイザリー・ファームが引っ張りだことなっているという。

投資家やファンドには資金があり、優れたスタートアップも存在する。問題は如何にお金が流れるかであり、その媒体としてのM&Aファームが脚光を浴びている形だ。再び市場に流動性が増すまで、その希少価値と需要は高いままだろう。なかなか生々しい話を聞けて面白かった。

* 商業銀行化含む
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by flauto_sloan | 2008-11-06 14:01 | MITでの学び(MBA)
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